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最精鋭の「愛国ホワイトハッカー」育成へ

最精鋭の「愛国ホワイトハッカー」育成へ

Posted May. 15, 2013 03:33,   

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「国家が最精鋭の『ホワイトハッカー(善意の目的のハッカー)』を育成します」

韓国情報技術研究院の柳鉂相(ユ・ジュンサン)院長は14日、ソウル江南区(カンナムク)テヘラン路にある研究院教育センターで東亜(トンア)日報のインタビューに応じ、「韓国は情報技術(IT)大国だが、情報セキュリティ分野では人材とインフラが不十分だ」としてこのように述べた。「情報セキュリティが重要な時代にホワイトハッカーを育成することは、創造経済を創り出す案になる」と付け加えた。

柳院長は同日、臨時理事会で第10代院長に再任された。2010年に第9代院長に就任し、「情報セキュリティ人材養成事業」を成功させたことが認められたのだ。

柳院長の最大の成果は、「次世代セキュリティリーダー養成プログラム(BoB=Best of Best)」。BoBは、政府機関が最精鋭セキュリティ人材を養成するプログラムで、世界的に珍しい教育モデルだ。昨年、教育が始まり、約4倍の倍率で優秀なセキュリティ人材60人が選抜された。柳院長は、「選ばれた人材の平均年齢は21才で若く、無尽蔵な潜在力を持つ」とし、「イスラエルの最高エリート部隊である『タルピオット』のように、彼らを上位1%の最精鋭ホワイトハッカーに育てるのが目標だ」と話した。

柳院長は今年からセキュリティ人材養成に関連した事業を本格的に拡大する計画だ。柳院長は「今年3月20日、国内の主要放送局と金融機関がサイバーテロを受けた後、政府が関連予算を2倍以上に増やした。BoBに参加する学生を年間60人から120人に増やす」と述べた。また、研究院で教育を受けるホワイトハッカーが中小企業のセキュリティシステムを無料で点検するなど、公益事業も行なう方針だ。柳院長は、「若いハッカーには専門知識だけでなく正しい国家観と倫理意識を教えることも必要だ。彼らは今後、国家情報院などの国家機関で国家セキュリティに責任を負う重要な資源だ」と話した。