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円安とウォン安の同時進行が本格化

Posted May. 14, 2013 08:09,   

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円安の現象を受け、韓国経済の競争力低下への懸念が高まり、外国為替市場でのウォン安も早いテンポで進んでいる。「円安とウォン安の同時進行」現象が本格化したのだ。政府は、このようなウォンと円との同調化現象に注目し、現在の流れを当面維持する方向で、円安現象に取り組んでいく方針を決めたという。

政府当局者は13日、「最近、グローバル的な円安の影響を受け、対ドルウォン相場も下がっている現象が数日間現れている」とし、「円安がウォン安を誘発する形が続いているのは、(市場原理上)当然であり、また、望ましいという認識を持っている」と話した。政府は円安で、韓国経済が打撃を受ける状況が、ウォン安に反映され始め、かえって、輸出メーカー各社の価格競争力がある程度回復するだろうと期待している。

13日、対ドルウォン相場は、前営業日だった10日より5.6ウォン安ドル高の1ドル=1111.7ウォンで取引を終えた。8日以降、3営業日連続してウォン安ドル高が進んでおり、下げ幅は1ドル=25.2ウォンに上っている。

最近の急激なウォン安は、円安現象が国内輸出メーカーの低迷へとつながりかねないという懸念のため、証券市場から巨額の外国人投資資金が流れ出たことを受けて発生した。特に、先週末の主要7ヵ国(G7)会議で、日本の円安政策が再び容認されたという見方が、ウォン安の流れにさらに拍車をかけている。13日、対ドル円相場は、08年10月以降初めて、取引中一時1ドル=102円を上回った。

外国為替市場への参加者は、「対円ウォン相場は、先週以降100円=1090ウォン台で落ち着いた流れを見せている」とし、「対円ウォン相場が再び下がれば、政府による市場介入があるだろうという見方も出ている」と主張した。