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政府、来年の為替防御で過去最大の19兆ウォン用意

政府、来年の為替防御で過去最大の19兆ウォン用意

Posted October. 04, 2011 03:33,   

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グローバル財政危機で、対ドルウォン相場が乱高下している中、政府は、外国為替市場の安定に向け、外国為替平衡基金債券(外平債)の来年発行限度を史上最高水準である19兆ウォンへと増やした。外国為替市場の不安に積極的に対応する姿勢を示したものだ。

3日、企画財政部(財政部)によると、政府が国会に提出した「12年外国為替平衡基金の運用計画案」と題した報告書の中で、外貨建て外平債の発行限度を、今年と同様の10億ドル(約1兆700億ウォン)と、外国為替市場の安定向け国債(ウォン建て外平債)発行限度は、今年より2兆多い計18兆ウォンに策定した。

外平債とは、ウォンの安定を図り、外貨流出入に対応するために準備する一種に準備資金だ。政府はウォン高ドル安が急激に進めば、ウォン建て外平債を発行してドルを買い付ける方式で、ウォン安ドル高を進ませ、逆に、ウォン安ドル高が急激に進めば、外貨建て外平債を発行してドルを調達した後、これを外国為替市場に供給し、為替相場を安定させる。

外平債の発行限度が大幅に増えたのは、外国為替市場安定向け国債規模(買い越し基準)が、従来の最高値である04年オ17兆3499億ウォンを上回るほど、大幅に増えたためだ。ウォン建て債券である外国為替市場安定向け国債の発行限度が増えたのは、最近、外国人資金流入を受けウォン安ドル高が急激に進み、国内輸出産業に打撃を与えることへの備えの意味が大きい。財政部の関係者は、「国際金融市場の不安を受け、来年も資本流出入が増加することに備え、外平債発行限度を引き上げた」と話した。



weappon@donga.com