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映画館は「海雲台」、ネットは「双花店」、DVは「加速スキャンダル」が1位

映画館は「海雲台」、ネットは「双花店」、DVは「加速スキャンダル」が1位

Posted December. 08, 2009 09:21,   

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今年1年間の最高ヒット映画は、「海雲台(へウンデ)」だった。映画振興委員会が、発表した「1〜11月の韓国映画産業の統計」によると、7月22日に公開された「海雲台」は、全国753スクリーンで上映され、入場客は1131万2470人を記録した。しかし、「海雲台」はオンライン上の動画やDVD、ビデオでも大勢の人々が見ただろうか。同映画は、まだDVDやビデオを始め、オンライン上の合法ダウンロード・サイトでは、流通されていない。同映画の場合、劇場で上映が終わった後、ほかの媒体へと流通される期間である「ホールドバック(Hold Back)」が長引き、来年2月ごろにDVDとして発売される予定だ。このように、同じ映画でも、流通チャンネルによって、劇場の入場客数とオンライン上のダウンロード、DVD及びビデオレンタル回数は、少しずつ異なる。7月から11月にかけ、下半期における映画で、3つのヒット作品の成績を見てみた。

●オンライン上、「双花店(サンファジョム)」と「美人図」が強い

動画ポータルサービス会社「コムテレビ」によると、下半期(7〜11月)の有料ダウンロード回数の順位は、「双花店」や「国家代表(完結版)」、「烏瞰図(オガムド)」、「キングコングを持ち上げる」、「ノウィング」、「7級公務員」、「チャウ」、「仁寺洞(インサドン)スキャンダル」、「チャウの高画質バージョン」、「国家代表(監督版)」の順だった。この順位は、コムテレビで合法的なもので、3500ウォンで取引される映画のダウンロード回数を集計したもの。コムテレビは、ウェブハード会社を除き、合法的に動画コンテンツを提供する会社の中では、国内最大規模である。

興味深いことは、昨年12月30日公開された「双花店」が、圧倒的にトップだったことである。

「国家代表」は、監督版と完結版との2つのバージョンに分けられて集計されたが、この両方の数値を合計しても、「双花店」には及ばないというのが、コムテレビ側の説明だ。「双花店」は、高麗(コリョ)時代の王とその護衛武士との同性愛を描いており、チョ・インソンの強烈な露出シーンが受け、329万1707人の入場客を動員した。コムテレビの金ジョンジン・運営第2チーム長は、「オンライン上のダウンロード順位と、劇場における興行順位とは比例する傾向があるが、たまに「双花店」や「烏瞰図」など、青少年入場不可映画の利用率が異例に高い時もある」と語った。また、別の会社「シネ21i」も1年間のダウンロード回数が最も多い映画として「美人図」や「双花店」、「追撃者」などを取り上げた。

●DVDやビデオレンタル回数のトップ「加速スキャンダル」

DVDレンタル回数は、「加速スキャンダル」が最も多かった。全国150のレンタル会社が加盟している「よいビデオショップ経営者らの会」である「ウトゥムとバグム」が、7月1週目から11月最後の週までのレンタル回数を集計した結果、「加速スキャンダル」や「7級公務員」、「ノウィング」、「ベンジャミン・バトン数奇な人生」、「スラムドッグ$ミリオネア」、「作戦」、「プライベートアイズ」、「亀が走る」、「ワルキューレ」、「仁寺洞スキャンダル」の順だった。

ビデオレンタル回数は、「加速スキャンダル」と「7級公務員」が1、2位で、DVDレンタル回数と同様だった。続いて「作戦」や「レッドクリフpartII−未来への最終決戦」、「チャウ」、「亀が走る」、「パブリック・エネミーズ」、「レッドクリフ」、「葉問」、「ノウィング」が3〜10位だった。家族が一緒に楽しめるコメディ映画のほか、アクションや災害、歴史劇などが主で、マイケル・マン監督の正統ギャング映画「パブリック・エネミーズ」やブルース・リーの師匠である葉問の一代記を描いた武術映画「葉問」など、劇場では興行に失敗した映画が多かった。

「ウトゥムとバグム」のムン・ジュイル会長は、「大々的にPRしなかった映画の中には、作品性が高い映画や、集団観覧より自宅で気楽に楽しめるアクションジャンルが、最近ビデオレンタル店で多くレンタルされている」と話した。



salthj@donga.com