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尊厳死措置患者の家族、病院相手に1億ウォン台の慰謝料訴訟

尊厳死措置患者の家族、病院相手に1億ウォン台の慰謝料訴訟

Posted June. 26, 2009 07:31,   

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韓国内初の「尊厳死措置」の実施によって、人工呼吸器が取り外された金オクギョン(77)さんの家族側は25日、セブランス病院を相手に、以前起こした損害賠償請求訴訟の請求額を1億4000万ウォンに引き上げた「慰謝料請求趣旨の変更書」をソウル西部地裁に提出した。

金さん家族の代理人である申鉉昊(シン・ヒョンホ)弁護士は同日、慰謝料請求の趣旨変更を行ったことについて、「セブランス病院側の違法かつ不当な行為に対して、追加で損害賠償の請求内容を拡大することにした」とし、「金さんが呼吸器を外した後、自力呼吸を行っていることから見て、呼吸器の取り付けは明らかに過剰診療に当たり、無理な診療によって患者の歯が抜けるなど、体がダメージを受けた」と明らかにした。

金さんの家族は過剰診療のほか、追加で受けた損害として、△強制隔離による家族関係の断絶や、△適切な治療を受ける期待権の侵害、△表現の自由を奪ったことによる被害などを上げ、病院側に慰謝料を追加で請求した。損害賠償の請求額は、従来の6000万ウォンから1億4000万ウォンへと引き上げられた。これに対してセブランス病院側は、「判決が出るまで、誤解を招きかねない立場の発表は行わないつもりだ」と短くコメントした。

家族側は昨年2月、金さんが肺炎検査を行った途中で植物状態に陥ると、「病院側の医療ミスのためだ」と主張し、当時の主治医など2人の医師を業務上過失致傷の容疑で告訴した。また同年3月、金さんの脳損傷は医療ミスのためだとして、病院を相手取り損害賠償の請求訴訟を起こしたことがある。



zozo@donga.com