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治安悪化した韓国

Posted March. 28, 2008 07:33,   

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韓国内の殺害事件の被害者が10万人当たり2.2人であることが分かり、経済協力開発機構(OECD)加盟30ヵ国のうち、韓国が9番目に治安が不安な国に選ばれた。

韓国開発研究院(KDI)は27日、こうした内容を盛り込んだ報告書「韓国財政政策の歴史的評価」を発表し、治安関連の予算を増やさなければならないという見解を示した。

報告書によると、2004年を基準に10万人のうち殺害事件の被害者となるのは、メキシコが13人で最も多かった。

調査によると、米国(5.6人)、トルコ(3.8人)、スロバキア(2.7人)、スイス(2.6人)、ポルトガル(2.6人)、チェコ(2.3人)、ハンガリー(2.3人)も韓国より治安が悪いとされる国だった。韓国はこれまで銃器の所有を法律で禁止しており「安全な国」という認識が強かったが、今回の調査を見てみると、意外にも治安が良くない状況だ。

カナダ、ポーランド、オーストラリア、ドイツは10万人当たりの殺害事件被害者が2人を下回り、オランダ、オーストリア、ルクセンブルグは1人以下だった。日本はOECD加盟諸国のうち最低の10万人当たり0.5人で、最も安全な国であることが裏付けられた。

一方、韓国は治安がやや悪化した半面、民事訴訟において財産権の保護を受けやすいほうであることもわかった。訴訟の手続きが簡単で費用が少なくてすみ、私有財産の保護に関連した総合評価では、調査対象およそ200カ国のうち10位となった。ただし、訴訟にかかる期間は平均230日でシンガポール(120日)の2倍ほど長い。



legman@donga.com