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張裳首相代理の聴聞会 偽装転入でマンション投機疑惑

張裳首相代理の聴聞会 偽装転入でマンション投機疑惑

Posted July. 29, 2002 23:17,   

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張裳(チャン・サン)首相代理に対する29日の国会人事聴聞会で、張首相代理の偽装転入による不動産投機や長男の米国国籍取得疑惑などが集中的に取り上げられた。今回の聴聞会は、2000年6月の国会人事聴聞会法の制定後、初めて実施された。

野党ハンナラ党の議員らは、張首相代理が1979年から87年まで、ソウル江南(カンナム)や木洞 (モクトン)のマンションに3回にわたって偽装転入をしていた事実があると主張、不動産投機疑惑を提起した。

ハンナラ党の沈在哲(シム・ジェチョル)議員は「張首相代理は、79年9月から87年2月まで、実際にはソウル西大門区大賢洞(ソデムンク、テヒョンドン)にある無窮花(ムグンファ)マンションに居住していながら、ソウル江南の蚕院洞(チャムウォンドン)や盤浦洞(バンポドン)、木洞の3カ所のマンションに住民登録だけを移転する偽装転入を3度にわたって行なった」と主張した。

沈議員は「張首相代理は、大賢洞マンションに79年から居住したが、所有権登記が81年まで遅れたため、住宅を所有していない者に分類され、蚕院洞マンションの分譲を受けた。85年に盤浦洞のマンションに2カ月20日間偽装転入したのは、分譲権の転売差益を狙った疑いがある」と述べた。

さらに「87年に実際に居住していないにもかかわらず、木洞マンションに1年間居住したように偽装転入したのは、(書類上だけ)分譲権者の実居住義務を満たすためのものだった」と主張した。

これに対し、張首相代理は「財産管理を義母がしていた。住民登録移転の事実も3日前に知った」とし、投機疑惑を否定した。また「伝貰(チョンセ、家主に物件売買価格の2分の1、またはそれ以上の金額を賃貸期間中に預ける不動産賃貸契約)で住んでいた大賢洞の無窮花マンションの事業者が不渡りを出し、24世帯が路頭に迷うことになった。どこかに行かなければならない状況で、義母がそうしたようだ。木洞マンションは、家族の諸事情が重なり、1年間引越しを見合わせただけだ」と説明した。

ハンナラ党の李柱栄(イ・ジュヨン)議員は「張首相代理の長男が、韓国国籍を失ってからも、住民登録を抹消しなかった。国籍を放棄した後も、健康保険の恩恵を受けたのは、故意的な便法ではないか」と追及した。

これに対して張首相代理は「住民登録を抹消しなかったのは、不注意であり恐縮に思う。しかし、住民登録の登載過程を知る方法がなく、もどかしい心情だ」と語った。

民主党の田溶鶴(チョン・ヨンハク)議員とハンナラ党の李秉錫(イ・ビョンソク)議員は「李姫鎬(イ・ヒホ)大統領夫人が名誉総裁である『愛の友』というボランティア団体で張首相代理が理事を務めているが、この団体はアジア太平洋平和財団事務総長である李守東(イ・スドン)容疑者が発起人だった。創立当時の理事16人のうち9人が公職に進出し、各界から100億ウォンにのぼる寄付を受けた」と述べ、加入の背景と首相就任後に調査計画を明らかにすることを求めた。

張首相代理は「参加するつもりはなかったが、大学総長が6人も加入していたし、欠食児童支援のような設立趣旨も気に入ったので、断りきれなかった。ほかの問題はよく分からない」と答弁した。



尹永燦 朴成遠 yyc11@donga.com swpark@donga.com