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ハナ銀行、ISDの前哨戦でローンスターに完勝

ハナ銀行、ISDの前哨戦でローンスターに完勝

Posted May. 16, 2019 07:49,   

Updated May. 16, 2019 07:49

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米国系私募ファンドのローンスターが、ハナ金融持株を相手に国際商工会議所(ICC)傘下の国際仲裁裁判所に起こした1兆5700億ウォン台の損害賠償請求訴訟で完敗した。ローンスターとハナ金融の間の訴訟が終結したことを受けて、ローンスターと韓国政府の間の対決である請求金額5兆ウォン台の投資家―国家間訴訟(ISD)の最終判決も差し迫ったとする見方が出ている。

ハナ金融は15日、「ローンスターが起こした訴訟でハナ金融がすべて勝訴した」と明らかにした。ローンスターは2016年8月、ICC傘下の国際仲裁裁判所に、「ハナ金融が外換(ウェファン)銀行の売買価格を引き下げなければ、政府が売却を承認しないと脅迫した」とし、14億430万ドル(約1兆5700億ウォン)を賠償するよう訴訟を起こした。しかし、判定部はこれらの主張を受け入れなかった。

ローンスターは2003年8月、外換銀行を買収し、8年後の2012年1月、ハナ金融に外換銀行を売り返した。しかし、同年11月、韓国政府を相手に世界銀行傘下の国際投資紛争解決センター(ICSID)にISDを起こした。政府が外換銀行の売却を遅らせたことで損をしており、不当に税金を収めさせられたという理由だった。国際仲裁業界は、ISD判定部が参考しようとしたICC判定が出たので、ISDの結論も下半期(7~12月)に出ると見ている。


趙은아 achim@donga.com