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崔善姫氏が出世する理由、「金正恩氏と以心伝心」

崔善姫氏が出世する理由、「金正恩氏と以心伝心」

Posted April. 15, 2019 08:10,   

Updated April. 15, 2019 08:10

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「ハノイのような首脳会談が再現されることに対しては喜ばしくもなく、意欲もない」

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は12日、北朝鮮最高人民会議での施政演説で3回目の米朝首脳会談についてこのように話した。「意欲喪失」発言は、外務省の崔善姫(チェ・ソンヒ)第1次官がハノイでの米朝首脳会談の決裂直後の先月1日、記者懇談会でした発言と一致する。崔氏は当時、懇談会の途中、「委員長同志が今後の朝米取引に対して少し意欲を失われたのではないかという感じを受けた」と語った。

このため、外交関係者の間から、非核化問題と対米関係においては崔氏が誰よりも金正恩氏の心の中を看破しているのではないかという声が出ている。米朝関係だけは崔氏が金正恩氏の「首席報道官」ということだ。

ある外交筋は、「北朝鮮体制の特性上、部下が金正恩氏の言葉は随時引用するが、逆に金正恩氏が部下の言葉を引用することはあまりない」とし、「意欲という単語まで一致するのを見ると、崔氏が金正恩氏の政治的息づかいを読んでいるようだ」と評価した。このような理由からか、崔氏は今回の最高人民会議で、外務次官から第1次官に昇進しただけでなく、国務委員会委員、外交委員会委員にも抜擢された。


李知訓 easyhoon@donga.com