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豊臣秀吉の「朝鮮出兵の命令書」発見

Posted March. 29, 2019 09:00,   

Updated March. 29, 2019 09:00

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文禄の役で、豊臣秀吉が武将加藤清正に朝鮮出兵を命じた朱印状が発見されたと、朝日新聞が28日付で報じた。

愛知県刈谷市の市歴史博物館が秀吉が清正に朝鮮出兵を命じた朱印状が見つかったと27日発表したと、同紙が伝えた。

横125.5センチ、縦21.5センチの朱印状には、「小西行長らに朝鮮出兵を命じたので、お前も出陣せよ。異国の者はそんなに強くないと思って、決して油断しないように」という内容が記されている。「先に行った者たちが道中で詰まっているので、皆で相談してスムーズに進めるように」という指示もある。
 
朱印状には、竜のようなマークが特徴の秀吉の朱印が押され、作成日は3月23日だった。博物館側は朱印があることや書状の紙質などから本物と断定し、文禄の役が起きた1592年のものと推測した。しかし、文禄の役が1592年4月13日に日本軍が釜山(プサン)に上陸して始まったことから、この朱印状は戦争直前の準備と関連したものと推定される。

同様の命令書が中国や九州の大名へ広く出されたと推測されていたが、3月23日付の命令書の実物が発見されたのは初めてだと、同紙は伝えた。


東京=パク・ヒョンジュン特派員 lovesong@donga.com