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金日成・金正日氏の肖像画を破壊、「自由朝鮮」ホームページに動画公開

金日成・金正日氏の肖像画を破壊、「自由朝鮮」ホームページに動画公開

Posted March. 22, 2019 08:32,   

Updated March. 22, 2019 08:32

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2017年2月、マレーシアで暗殺された北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏の息子のキム・ハンソル氏を救出したとされる組織「自由朝鮮」(旧千里馬民防衛)が北朝鮮で起こったこととして、金日成(キム・イルソン)主席と金正日(キム・ジョンイル)総書記の肖像画が床にたたきつけられる動画を公開した。

20日、同組織のホームページ上で公開された「祖国の地で」と題する34秒間の動画には、モザイク処理された男性が、事務所と見える室内の壁にかけられた2人の肖像画を外して床にたたきつける様子が収められている。ガラスが割れて破片が飛び散り、「金日成、金正日、金正恩(キム・ジョンウン)神格化を打倒する。祖国のために我々は立ち上がる!」という字幕が続いた。
 
自由朝鮮は、撮影時期と場所について「最近、祖国の地で(Recently, on our homeland's soil)」と表記し、北朝鮮国内で起こったことであることを暗示した。しかし、金日成・金正日氏の肖像画は、国家保衛省(秘密警察)などによって徹底して管理され、破損時には処罰を受けるため、実際に北朝鮮で撮影された可能性は低いと見られている。

これに対して先月22日、武装した男らによる襲撃事件が起こった在スペイン北朝鮮大使館で撮影された可能性が提起されている。この事件が最近起きたうえ、海外の大使館は北朝鮮の統治権が及ぶ領内だからだ。


黃仁贊 hic@donga.com