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ベトナムでの米朝首脳会談に終戦宣言も議題に

ベトナムでの米朝首脳会談に終戦宣言も議題に

Posted February. 09, 2019 08:47,   

Updated February. 09, 2019 08:47

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2回目の米朝首脳会談を控え、平壌(ピョンヤン)で行われた米国務省のビーガン北朝鮮政策特別代表と北朝鮮の金赫哲(キム・ヒョクチョル)元駐スペイン大使の3日間にわたる実務協議が8日に終了し、「ベトナム核ディール」の議題も少しずつ輪郭をあらわしている。特に、米朝が当初伝えられたよりも「ビッグディール」に近い協議案を調整する過程で、北朝鮮の非核化措置を引き出すための呼び水として終戦宣言カードが検討されていると伝えられ、注目される。

米国務省のロバート・パラディーノ副報道官は7日(現地時間)、定例会見で、「首脳会談で終戦宣言問題が扱われるか」という記者団の質問に、「会談の前にアジェンダについて話すことはできない。(しかし)私たちはそのような会談の準備と議題設定に非常に集中している」と語った。ビーガン氏が先月31日、米スタンフォード大学での講演で、「トランプ米大統領はこの戦争を終わらせる準備ができている」とし、平壌交渉で終戦宣言を議論する可能性を示唆したのに続き、国務省もこのような流れに肯定も否定もしないということだ。ある外交筋は、「実質的な非核化協議を引き出す一種のアメとして、米朝間の終戦宣言議論に再び集中するムードだ」とし、「終戦宣言を発表するよりベトナムで採択する合意文に終戦宣言に関連する内容を含める方法が議論されている」と伝えた。

これと関連して、トランプ氏は同日、ホワイトハウスで記者団が、「(2回目の米朝首脳会談の前)今月、中国の習近平国家主席と会うか」と尋ねると、「いや」と線を引いた。2日前、「ベトナムで開かれるか確実でないが、今月末、習氏と会う計画だ」と言ったことを覆したのだ。米中貿易交渉よりもまずは北朝鮮との非核化交渉に力を入れるということだ。終戦宣言も、韓国、中国を含む4者宣言よりも米朝間の合意に力を入れる考えのようだ。

さらに米国は、北朝鮮に相応の措置を得たいなら非核化に先に出なければならないという「同時的、並行的」措置を再び強調した。パラディーノ氏は会見で、「最終的かつ完全に検証された非核化(FFVD)という目標は変わりなく維持されており、非核化前の制裁解除はないという原則も明確にしてきた」と強調した。


ファン・インチャン記者 ワシントン=イ・ジョンウン特派員 hic@donga.com · lightlee@donga.com