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孫興民が欧州通算100ゴール達成、車範根氏に次いで2人目

孫興民が欧州通算100ゴール達成、車範根氏に次いで2人目

Posted December. 07, 2018 08:35,   

Updated December. 07, 2018 08:35

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「最近の孫興民(ソン・フンミン)は、漫画から飛び出したようなプレーを見せている」

英紙ガーディアンは6日、韓国代表エースの孫興民(26=トッテナム・ホットスパー)が欧州リーグ通算100ゴール目を決めたことを褒め称えた。今年にロシア・ワールドカップ(W杯)とジャカルタ・パレンバン・アジア大会に参加したため、体力が底を尽き、しばらく不調が続いた。11月の代表戦期間に代表チームに招集されずに休養した後、怪力を発揮している孫興民の活躍を表現したものだ。孫興民は先月25日、本拠地で行われたチェルシー戦(3-1勝利)で50メートルの暴走ドリブルでゴールを決めるなど11月の代表戦後の4試合で2ゴールを記録した。3日にあったアーセナルとの「北ロンドンダービー」ではPKを得た。

孫興民は同日、ロンドンで行われたサウサンプトン戦で後半10分にハリー・ケインが上げたクロスを左足で押し込んでシーズン4ゴール目を決めた。このゴールで孫興民は、欧州リーグ通算100ゴール(トップチーム基準)を達成した。イングランドやドイツなど欧州ビックリーグのトップチームで活躍した韓国人選手で通算100得点を挙げたのは、車範根(チャ・ボムグン)元韓国代表監督(65)以来2人目だ。この日、ホームで豊富な運動量を見せた孫興民は、得点感覚が完璧に回復していることを証明した。試合はトッテナムが3-1で勝った。

東北(トンブク)高校を中退し2008年にドイツ・ブンデスリーガのハンブルクにサッカー留学した孫興民は18歳だった2010年10月にケルン戦で公式戦デビューゴールを決め、得点パレードを始めた。ドイツとイングランドリーグで通算100ゴールを決めた孫興民はハンブルク(2010~2013年)で20ゴール、レバークーゼン(2013~2015年、以上ドイツ)で29ゴール、トッテナム(2015~現在、イングランド)で51ゴールを決めた。2016~2017シーズンから1シーズン二桁得点を挙げてきた孫興民が、得点力を今の維持する場合、早ければ来季にも車範根氏が保持している韓国人の欧州リーグ通算得点記録(121ゴール)を超えそうだ。25歳だった1978年にブンデスリーガに進出した車氏は、ドイツリーグだけで121ゴールを決めた。キム・デギルKBSN解説委員は、「孫興民は、軍除隊後に本格的に欧州生活を始めた車氏より若い年齢で欧州での得点レースを始めた。また、今年にアジア大会で金メダルを獲得し兵役免除の恩恵を受けたため、欧州での安定した選手生活が可能になり、様々な得点記録を打ち立てると思われる」と話した。

試合後に孫興民は、「試合中は自分が欧州100ゴール目を決めたことを忘れていた。試合後に同僚のベン・デイビスが言われて、記録達成を知った。若いときに運よく欧州舞台デビューを果たして以来、一瞬たりとも軽く考えたことがないので、光栄なるプレゼントをもらった感じだ」と話した。また「100ゴールのうちプロデビュー後の初ゴール(2010年10月のケルン戦)が(得点パレードの)始まりだったので一番記憶に残る」と加えた。今後さらに多くの記録に挑戦したい抱負も語った。孫興民は「今までサッカーをしてきた日より、これからしなければならない日の方が多く残っている。沢山ゴールを決めて大韓民国のことを欧州にもっと知ってもらえるようにしたい」と意気込んンだ。


鄭允喆 trigger@donga.com