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漢江に1900トン級の退役護衛艦、ソウル艦公園に展示

漢江に1900トン級の退役護衛艦、ソウル艦公園に展示

Posted November. 23, 2017 08:34,   

Updated November. 23, 2017 08:35

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漢江(ハンガン)に、サッカースタジアムの長さの1900トン級の退役軍艦が浮かんだ。ソウル市が22日、麻浦区(マポグ)望遠(マンウォン)漢江公園にオープンしたソウル艦公園の主人公である。

ソウル艦公園は、6942平方メートル規模の展示と体験型艦上公園だ。護衛艦だったソウル艦をはじめ、150トン級の高速艇チャムスリ号と178トン級の潜水艇トルゴレ(イルカという意)が、アンカーを下した。ソウル市が2015年から海軍本部と協議した末、昨年11月に三隻を無償で借り受け、公園を造成した。

公園の核心であり、国産戦闘艦の第1世代であるソウル艦は、全長102メートル、幅11.6メートル。水面下に浸った部分を含む全体の高さは、マンション8階建ての高さに匹敵する28メートルもある。1984年から31年間、首都圏の西側海域を守ってきた。1990年には、環太平洋合同演習(RIMPAC)で韓国海軍では初めてトップガン艦に選ばれた。ソウル艦という名前のおかげで、1984年に就役したとき、ソウル市と姉妹提携した。

公園に展示された3隻の艦艇は、市民たちが直接入って見てまわり、海軍生活を体験できるように、原型を最大限に活かして保存した。ソウル艦は川に浮かんでおり、チャムスリ号とトルゴレは陸に上がっている。三軍艦をすべて繋ぐ3階建ての案内センターには、ソウル艦公園造成の過程と漢江の歴史などを展示する。ソウル市は、望遠漢江公園が朝鮮時代の水路交通の中心である楊花(ヤンファ)ナル近くなので、ここをソウル艦公園の造成地に選んだと説明した。

ソウル艦公園を眺める市民の反応はまだ賛否両論に分かれる。望遠洞に住むファン某氏さん(34)は、「巨大な退役軍艦は、漢江の平和な雰囲気には少し合わないようだ」と指摘した。汝矣島(ヨイド)で働く会社員のアン某さん(39)は、「子どもたちが好きそうな施設がソウルの真ん中にできたので、気軽に足を向けることができるような気がする」と話した。

毎週月曜日と1月1日、旧正月と秋夕(チュソク、陰暦8月15日の節句)当日は休館する。入場料は、大人が3000ウォン、青少年・軍人が2000ウォン、子供は1000ウォンだ。22日から来月3日まではモデル運営期間であり、入場料が無料だ。



洪禎秀 hong@donga.com