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ザ・ブルーK前代表のチェ・スンシル氏、会議で直接業務を指示

ザ・ブルーK前代表のチェ・スンシル氏、会議で直接業務を指示

Posted October. 22, 2016 08:14,   

Updated October. 22, 2016 08:28

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朴槿恵(パク・クンへ)大統領の影の実力者とされるチェ・スンシル(チェ・ソウォンに改名・60)氏がオーナーだったザ・ブルーK(廃業)が、設立初期からKスポーツ財団の仕事を取る目的を明確にしていたことが確認された。ザ・ブルーKは、Kスポーツ財団の仕事を受けた後に資金洗浄してドイツ法人に送る目的で設立されたという疑惑を受けている会社だ。

ザ・ブルーKの初代代表を務めたチョ氏(57)は最近、東亜(トンア)日報の記者と会って、「ザ・ブルーKのコ・ヨンテ理事が会社設立初期に『Kスポーツ財団が設立したので、多くの助けを受けられるだろう。紹介しよう』と言い、財団の理事や事務総長に会った」と話した。チョ氏は、ザ・ブルーKが設立された1月から3月までの2ヵ月間、代表を務めた。チェ氏の側近であり朴大統領のカバンをデザインしたとされるコ氏は、ドイツと韓国に設立されたザ・ブルーKにそれぞれ経営者(マネジャー)、理事として登場する。チョ氏は会社設立当初の資本金もコ氏が持ってきたと話した。チョ氏は、「(コ氏が)5千万ウォンを先に用意し、後で5千万ウォンを追加した。金の出処は分からない」と話した。

チョ氏はザ・ブルーKでのチェ氏の立場についても証言した。チェ氏は従業員から「会長」と呼ばれただけでなく、会議を開いて営業を指揮したという。チョ氏は、「私は責任だけ負い、権限はない『仮面社長』だった」とし、「業務の指示はあの人(チェ・スンシル)がし、スポーツ関連のことはコ・ヨンテ氏が担い、私は業務から排除された」と語った。会議は毎週開かれたという。

チェ氏の経営スタイルについての話もあった。チョ氏は、「チェ氏は命じたように仕事をすることを望んだ。命じたこと以上のことをすれば『なぜオーバーするのか』と機嫌が悪くなった」と伝えた。ザ・ブルーKの営業については、「チェ氏は代表である私にも進行の方法を説明せず、『見ていろ』と指示した」とし、「営業が具体的にどのように進められたのかよく分からない」と話し、チェ氏やコ氏が直接動いて仕事を取っていた可能性を示唆した。

チョ氏は、ザ・ブルーK代表に就くことになった契機について、「大企業の役員などを務めた後、楽器演奏を教えたが、A氏がスポーツマーケティング会社を設立するという『チェ・ソウォン』を紹介し、会社設立に参加することになった」と話した。「チェ・ソウォン」が「チェ・スンシル」であることは、最近ニュースを見て知ったという。チョ氏は、「過去に旅行会社を経営したA氏は、チェ氏の飛行機のチケットを担当し、関係を築いたようだ」とし、自分も旅行業務を任せた縁でA氏を知るようになったと説明した。



허동준기자 hungry@donga.com · 김준일기자 ホ・ドンジュン キム・ジュンイル記者 jikim@donga.com